会長挨拶

 当協会は、平成18年10月2日(2006年)に設立され、今年(令和元年、2019年)で設立13年目を迎えました。
 当初、60社の正会員で発足した(令和元年現在の会員数は約40社)当協会は、岐阜県・岐阜県警察本部及び岐阜県防犯協会並びに岐阜県内の防犯ボランティア団体等と密接に連携し、関係機関からボランティアによる防犯設備士の派遣要請により、岐阜市内はもとより各務原市・大垣市・関市・土岐市及び飛騨市等の多方面に防犯設備士を派遣し、「地域の安全・安心まちづくり」に貢献しております。

 各会場に参加した地域の一般人・高齢者・小中学校生・身体障害者・犯罪ボランティア団体及び自治会の多くの皆様が異口同音に、自分達の生命・財産は自らが守らなければならないことを自覚したとの声を頂きました。 

 最近の犯罪内容は時代の推移と共に、犯罪内容・犯罪の若年化・犯罪行為の過激化・巧妙化且つ複雑化が進み、防犯機器の技術革新が大きく求められています。特に、防犯ガラスやピッキングに対応した鍵の開発には目を見張るものがあります。更には、防犯カメラの普及によって犯罪者の検挙数が激増し、犯罪現場の証拠として必要不可欠な防犯機器となっています。また防犯ライト・インターホンの設置や自動車車載のドライブレコーダーの活用も事故防止に欠かせない防犯機器です。

 一方、住宅全般に対する防犯に関しては、「防犯優良マンションの認定制度」、「防犯優良戸建て住宅認定制度」等があり、防犯設備士が当該物件の建築に際してあらゆる角度から事前に検証を行い、犯罪防止上最も効果的な防犯機器が設置された建築物か否かを認定する制度で、当該建築物件には「認定証」が交付され、住居者に「安全・安心」な建物としての評価をいただいているところです。

 「事故は起こさない、事故は起こさせない。」を合言葉に、当協会の活動がより安全で安心して暮らせる社会の実現に向け、警察関係や諸団体の皆様方のご指導はもとより関係各位のご支援をいただきながら、会員の皆様とともに事業の推進を図ってまいりますので、一層のご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

  令和元年12月吉日

岐阜県防犯設備協会
会長 幾田 弘文